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工学研究院長挨拶

工学研究院長 梅澤修

工学研究院長

梅澤修

 本学は、科学に基づく知を創造して実践する実践的学術の国際拠点として社会に貢献するために高度な研究を展開し、そしてその研究活動を通して次の時代をになう人材を育成することを使命としています。2001年には、このために新制大学で初となる大学院重点化(部局化)を工学分野で実施し、教員等の研究者が所属する研究組織として工学研究院が設置されました。工学研究院は、科学技術の創生の視点から「機能の創生部門」、「システムの創生部門」、「知的構造の創生部門」の 3部門で編成され、現在約 170名の専任教員が所属しています。基盤的な研究から最先端の研究まで、多様な研究が展開されており、国家プロジェクトや産学官連携研究など、様々な活動が行われています。研究活動の詳細は「工学研究院ハイライト」1) にて公表していますので、是非ご一読下さい。

 大学院学生は、教育組織である理工学府に所属しています。研究組織と教育組織とが異なることを活かし、大学院学生は、既存の学問分野の枠組みにとらわれることなく研究を進める教員の下での研究活動と、基礎から応用まで系統的に設計された教育プログラムによる学修の両方を進めることができます。これが横浜国立大学大学院理工学府における高度専門教育の強みです。

 同時に、優れた技術者や研究人材を育成するためには学部教育の充実も重要です。理工学部は 2017年 4月から刷新され、さらに時代の要請にあった基盤教育の体制を整えました。学部教育は、主に工学研究院と環境情報研究院所属の教員が担当しています。今後も両研究院の連携を深め、質の高い理工学部教育を推進します。

 このような伝統ある実践的工学教育は、前身である横浜高等工業学校の設置(1920年1月19日)により始まりました。以来、2020年には100周年を迎えることとなります。高度な研究は、学府はもとより学部における教育の源泉です 2)。工学研究院での活動を更に高度化し、続く100年に向けて教育研究により社会に貢献して参ります。

1) 工学研究院ハイライト WEBサイト
2) YNUリサーチイニシアティブ WEBサイト

工学研究院長  梅澤 修

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